歓迎!! 第28回 日本Pediatric Interventional Cardiology学会学術集会
国立成育医療研究センター病院
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第28回日本Pediatric Interventional Cardiology学会学術集会をお世話させていただくことになりました国立成育医療研究センターの賀藤です.
第28回日本Pediatric Interventional Cardiology学会学術集会は,2017年1月26日(木)から28日(土)に,東京は神保町にあります一橋大学講堂において開催させていただきます.東京駅からも近く,東京メトロ半蔵門線,都営地下鉄新宿線・三田線の3線の神保町駅,東京メトロ東西線の竹橋駅から数分の場所にあります.健脚の先生は,JR御茶ノ水駅か水道橋駅をご利用いただけます.
東京での開催は東邦大小児科の佐地 勉教授が主管した2009年以来と,久しぶりとなります.ちなみに,成育がお世話させていただくのは,国立小児病院時代の石澤 瞭先生が主管した1991年の第2回以来となります.その時は,本学会はまだ研究会の時代で,会員数も少なかったと記憶しています.26年経過した現在は,当然のごとく,会員数も多くなり,カテーテル治療も発展しました.しかし,諸外国とのdevice lagの問題は,依然として大きな問題のまま残っています.
第28回日本Pediatric Interventional Cardiology学会学術集会のテーマは「技術を高め,より科学的に」とさせていただきました.経験の積み重ねによる評価に加えて,カテーテル治療を科学として見つめ直したいと考えたからです.「なぜうまくできたか」,「なぜ失敗したか」を科学的に見つめ直し,「たまたまいけた」,「結果的にそうなった」を可能な限り論理的に説明することによって,互いに共有できるエビデンスに近づけることが重要だと考えます.
海外からの招待講演者は,現時点で,Texas Children’s HospitalでMullins先生の元で活躍しているHenri Justino先生,ChicagoのRUSHで以前にHijazi先生の元で活躍し,生まれ故郷のIreland, DublinにあるOur Lady’s Children Hospitalに異動されたばかりのDamien Kenny先生の2人をお招きする予定です.2人とも,これからの小児心臓カテーテル治療分野のリーダーと目されている方々です.また,韓国Severance Children’s HospitalのJae-Young Choi先生にもご参加いただく予定です.現場に根ざした興味あるお話が伺えるものと期待しています.
特別講演は,名古屋市立大学病院医療デザインセンター長である國本桂史教授にお願いをしました.私たちの分野では,國本教授をご存知の方は少ないかと思います.國本教授は,三菱自動車の初代パジェロのデザインを担当した方として有名になり,その後,医療の分野にも活躍の場を広げて,現在は,名古屋市立大学病院で医療機器開発を行い,世界的にも七面六臂の活躍をされて,米国と日本のグッドデザイン賞を受賞されています.今年4月から私どもの研究所の医療機器開発部長併任となっています.今度,今までの形状とは全く異なる喉頭鏡が発売されます.歯などの損傷の合併が極力発生しにくいようになっています.光源の明るさも格段に増しています.これは,國本教授のグループが開発したもので,この分野では国際的に有名なコンクールで賞をいただいています.ただ,成人用ですが.現在,小児用も開発中とのことです.企業との協力の仕方も含めて,医療機器の開発の現場と,世界のトップランナーが何を目指しているのか,精力的なお話が聞けるはずです.そして,小児のカテーテル治療に有用な機器開発のヒントが得られるものと期待しています.
会場となる一橋講堂は神保町近くにあります.少し南方向へ歩けば,皇居の平川門で,右側へいくと東京国立近代美術館につきます.北方向に数百メートル行けば,有名な古本屋街となります.カレー,中華料理は有名どころが多くあります.かの周 恩来ゆかりの中華料理店,日本で初めて冷やし中華を出した中華料理店,餃子で有名なお店もあります.15分ほど歩きますが,山の上ホテルは海老のドーリアが個人的にはオススメです.いくつかの大学,大きな会社もありますので,夜の宴会にも困りません.日中の学術集会にはきちんとご出席いただき,夜は疲れた灰色の脳細胞にアルコールと栄養の補給をしていただければと思います.
ご注意いただきたいことが一つございます.今回の演題募集期間は9月5日~9月末までと,従来に比べて時期が早まります.それは,抄録集を先生方のお手元に早く届けたいという願いからです.学会HPなどでアナウンスしますが,ご留意下さいますようお願い申し上げます.第28回日本Pediatric Interventional Cardiology学会学術集会の成功には,多くの先生方にご参加をいただかなくてはなりません.2017年1月に,先生方にお会いできることを,国立成育医療研究センター循環器科事務局一同,心より楽しみにしております.
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